間違ったお手入れは“ビニール肌”の原因に!? ビニール肌の原因と対策

美容

“ビニール肌”って聞いたことありますか?
ツルツルとした印象で、きれいな肌を想像される方もいるかもしれませんが、実はあまりよくない状態なのだとか。
今回は、ビニール肌について解説します。


■ビニール肌ってどんな肌?

“ビニール肌”とは角層が薄くなってしまった状態
医学用語ではなく、美容業界で使われている言葉です。健やかな肌はふっくらと“きめ”が整った状態。一方で、ビニール肌は、何らかの原因できめが失われ、フラットでツルツルになってしまった状態。
ツルツルだといいんじゃない? と思うかもしれませんが、そうではありません。
きめは肌の伸縮をスムーズにする働きもあるため、きめが失われると肌がつっぱってしまいます。

角層は皮膚内部の水分を守り、外部からの刺激の侵入を防ぐ“バリア機能”の要。
その角層が薄くなってしまうということはバリア機能が低下した“弱バリア状態”となりやすいという特徴もあります。

→弱バリア状態について詳しく知りたい方は『敏感肌ってどんな状態?正しく知りたい“弱バリア”状態』をご覧ください。

見た目の肌状態はツルツルときれいなのに

□ 肌がつっぱりやすい
□ いつも使っているスキンケアに刺激を感じる
□ 肌がムズムズする
□ 肌に赤味がある

などに当てはまることがあれば、“ビニール肌”かも!?


■ビニール肌になってしまう原因は?

ビニール肌の原因は“肌への刺激”。□ クレンジング・洗顔でゴシゴシとこすって洗う
□ 洗顔ブラシなどを使用した念入り過ぎる洗顔を頻繁に行う
□ ピーリングやスクラブなどを用いた過剰な角質ケア
□ 化粧品を塗布する際にゴシゴシと摩擦を与える
□ 過度なパッティング

などがビニール肌の原因として考えられます。
肌に良い、と思ってやっていることがダメージを与えているなんてことも!


□ビニール肌かも!? と思ったらどうすればいい?

まずは角層を健やかな状態に整えることが大切です。
そのために大切なのは“保湿ケア”。たっぷりとうるおいを与えて、弱ったバリア機能を立て直しましょう。

たくさんのアイテムを使う必要はありません。一品一品を丁寧に、ハンドプレスで肌になじませるイメージで塗布しましょう。
ゴシゴシこするのはNGです!
化粧水をつける際、コットンではなく手で塗るほうが刺激が少なくてよいでしょう。

洗顔・クレンジングの際も「こすらない」ことを意識して。
クレンジングはクッション性が高く肌への刺激が少ないアイテムを選んでください。
洗顔はたっぷり泡立てて、泡を肌の上で転がすようにして洗いましょう。

 

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