「今年の夏に買った日やけ止め。余っちゃったけど、来年も使えるかな?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
食品には当然のように記載されている「消費期限」や「賞味期限」ですが、ほとんどの化粧品に使用期限は記載されていませんよね。
では、化粧品に消費期限はないのでしょうか?
答えはNO! 今回は化粧品の使用期限と正しい保管方法について解説します。
■日やけ止めの使用期限は?
日やけ止めに限らず化粧品の使用期限は、
「製造後、3年以上品質が安定しているものであれば使用期限表示の必要はない」
と法律で定められています。
つまり、使用期限の記載がない化粧品(未開封)の使用期限は製造から3年です。
ただ、いったん開封してしまうと品質が劣化してしまうため、できるだけ早く使い切ることが望ましいとされています。
では、今年買って残ってしまった日やけ止めを来年も使うことはできるのでしょうか?
答えは「正しく保管でき、品質を保っていれば使うことができる」です。
ただ、本当は使い切ってしまうのがベスト!
暑さがやわらいだからといって、紫外線量が急に減るわけではありません。
夏が過ぎても日やけ止めで紫外線対策を引き続き行うことをおすすめします。
■日やけ止めの正しい保管法
正しく保管するためのポイントは大きく2つ!1.キャップをきちんと閉める
容器の口もとが汚れている場合、清潔なティッシュなどできれいにふき取ってからキャップをきちんと閉めましょう。2.高温多湿の場所・直射日光のあたる場所には置かない
ドレッサーの引き出しなど温度変化のあまりない、常温の室内に保管しましょう。
浴室に隣接している洗面所は高温多湿になりがちな上、温度変化も大きいので保管には不向きです。
来年も使用したい場合は上記をまもって保管してください。
ただ、保管していたものを手に出した際、
● 変な臭いがする
● 分離している
● 色が変わっている
など品質に異常を感じた場合、使用せずに速やかに破棄してください。