よくニキビができる部位はどこですか?
歳を重ねるにつれ、顎にニキビができやすくなったという方も多いのでは?
なぜ、顎にニキビができてしまうのでしょうか?
今回は顎にニキビができやすい原因とその対策について解説します。
■顎にニキビができやすいのはなぜ?
若いころはおでこや鼻などにニキビができていたのに、年齢を重ねるにつれ顎や口周りにできやすくなってきた……、なんて人も多いと思います。
なかでも、顎のニキビが目立ちやすいので特に気になりますよね。
まずは、ニキビができる原因を簡単におさらいしましょう!
ニキビができる主な原因は
●毛穴づまり
●皮脂
●アクネ菌の増殖
の3つです。
毛穴がつまると、毛穴の内部に皮脂がたまります。
すると、皮脂を好み酸素を嫌うアクネ菌(ニキビの原因菌)が毛穴の中で増殖して、ニキビができてしまいます。
ニキビが顎にできやすい原因は、大きく3つあると考えられます。
1. 皮脂腺が多く、皮脂分泌が多い
顎は皮脂を分泌する“皮脂腺”が多く、皮脂が分泌されやすい部位です。
皮脂はニキビの原因菌“アクネ菌”のエサとなるだけでなく、過剰な皮脂分泌は毛穴づまりの原因にもなってしまいます。
2. 汗腺が少なく、乾燥しやすい
顎は汗腺が少なく、汗によるうるおい補給があまりできないため、乾燥しやすい部位です。
肌が乾燥すると、肌の乾燥を補うために皮脂が過剰に分泌されてしまいます。
3. 物理刺激を受けやすい
顎は無意識に手で触れたり、マフラーなどの刺激を受けやすい部位です。
物理刺激から肌をまもるために角層が厚くなり、毛穴がつまりやすくなってしまいます。
特に最近では、マスク装着時間が長くなっているため、
● マスク内部の温度・湿度上昇により、皮脂分泌が増加する
● マスク擦れなどの物理的刺激により、毛穴づまりが起こりやすい
● マスク内部が高温多湿となっているため、雑菌が繁殖しやすくなる
など、マスクに覆われる“顎”にニキビができやすい条件がそろってしまい、顎ニキビに悩む方が増えているといいます。
また、ニキビがいったんできて治ったと思っても、皮脂や摩擦の影響で実は完全に治りきっておらず「ニキビの根っこ」が残っている状態となっている場合も!
顎にニキビが繰り返しできる……、という場合はニキビが治ったと思っても根気強くニキビケアを続けることが大切です。
※ニキビ根っこ=小さなニキビのこと
■顎のニキビを予防するには?
顎のニキビを予防するため大切なことは、「清潔に保つこと」と「保湿ケア」です。
帰宅後は手洗い・うがいだけでなく、「洗顔」・「保湿ケア」も行い、余分な皮脂やよごれ・雑菌を洗い流し、肌を清潔な状態にリセットしましょう。
また、できるだけ顎への刺激を減らすことも大切です。
●マスクは肌あたりのやさしい素材のものを使う
●頬杖や口まわりを掻くのを意識的にやめる
●顔まわりに衣服があたらないようにする
●髪が顎にあたらないような髪型にする
読むと当たり前のように思えるかもしれませんが、実践することが大切です。
ぜひ、顎への刺激を減らすように意識してくださいね。